経営感覚と現実直視

特に過去に大きな成功体験が有って記憶に新しいほど、現実直視が難しいように思うのでありましてとっくにプロダクトライフサイクルが終わってしまって、いくら営業マンが必死になろうと朝早くから夜遅くまで飛び込み営業に明け暮れようと、一向に売り上げが上がらないなんて事は珍しくないのでは無いでしょうか?

もしかしたら社長は薄々現実が分かっていていまの商品力では競争に勝てないと感じていても、営業のやり方が悪いのではないかとか営業マンの頑張りが足りないからだとか、いまは苦しいけれど頑張って仕事を続けていればきっと売り上げは回復するだろうなんて自分に言い聞かせて、自己暗示を無理やりかけた状態で現実から目を逸らしていますと、どんどん事態は悪化して取り返しのつかない状況に追い込まれてしまう事も少なくないのですよね?

確かに現実を直視してもモチベーションが下がってしまって希望を失うだけの結果になる場合も結構有るのではないでしょうか?

例えば住宅リフォームを飛び込み営業で長年顧客獲得をしてきていた会社が、どうも日中は不在の家庭も多くなってきたしチラシや折込広告攻勢で安売りをしている同業者が現れたり、最近のお客は訪問販売に出向いても話を聞いてくれないお客が増えたなど、どうにも昔と同じように営業活動を展開しても、むしろ昔以上に飛び込み営業に精をだしても売上確保が難しいって現実が有っても、過去のやり方を変えられないって事も多いのでは無いでしょうか?

思うに会社の寿命はどんどん短くなってせいぜい20年だと言われていますが、思うに会社存続の鍵を握るのはもちろん経営者の感覚なんですけど、現実直視をして柔軟に変化出来る会社が生き残る事が出来るのだと思いますし、そのためには現実直視が必要になってくるのですよね?

この辺りはトライアンド・エラーを繰り返しながら商売を続けけてきた社長ほど、生き残りが上手ではないかと思いますが、失敗体験が少なくて大きな成功体験だけを持っている場合には時として現実直視が出来なくなってしまうのでは無いでしょうか?

追伸
現実直視が自分では出きなくても、率直に意見をいってくれる友人ですとか交流している他の会社の社長だとか外部の人が鋭く指摘してくれて現実に気がつくってことは有りますよね?

社長をやっていますとどうしてもお山の大将になって気がついたら裸の王様なんて事は山ほど実例が有りますから、注意を払う必要が有りますよね?