経営再建

上場企業であってもあっけなく倒産してしまうのが珍しくない昨今ですが、経営再建の方法といえば不採算事業の撤退ですとか店舗閉鎖ですとか、人員整理など特に従業員にとっては明るい話は余り聞かないですよね?

何といいますか長年営業を続けていて幾多の困難を乗り越えてきた会社は小さな経営再建ですとか大きな経営再建を乗り越えてきた連続の歴史なので有りまして、普段から小さな会社経営の危険を察知して、素早く手を打つ事はプチ経営再建とも言えるでしょうしこのような努力を常に続けている会社は世間一般にいう経営再建とは無縁かもしれないですね。

さて経営再建の基本といえば、売上高と経費の支出を改善してプラスになるようにはどうするかといった所から具体的な対応策を考えて、更に負債(借金)があるのであればそれも考慮に入れて返済も考えるって事になりますよね?

で、私の経験上の話で書きますがはっきり言って縮小均衡を目指すのでしたら比較的難しいことはなく、例えば100の規模であった会社を60の規模まで縮小して、採算性が悪い分野からさっさと手を引いて人員も思い切って削減してしまえば、元々の売り上げがちゃんとあればさほど難しい事はないと思います。

しかし、がしかしですね負債が有って毎月の返済が多額に膨らんでしまっているときにはコレが簡単には出来ないのですよね?

例えば毎月の売り上げが5000万円の会社で毎月の負債の返済額が100万円でしたら売り上げに対する返済額は2%程度でしか無いのですけど、これを経営再建のために売上規模を1000万円規模の会社にしてそれに見合った人員の数や事務所にして縮小均衡を図ろうと致しますと、今度は売り上げに占める返済の割合が10%に跳ね上がってしまいますし、そもそも年商に対する負債額が割合として高くなりますから、縮小均衡で利益を出せる体質になったとしても、今度は超過債務状態に帳簿上はなってしまうのであります。

思うに多くの会社が経営再建に失敗して倒産にたどり着いてしまっていますが、やはりどこも負債の大きさが簡単には会社の規模の縮小と、利益を出せる体質への変化を拒んでしまているように思えるのであります。

ただ残念なことに会社が伸びている最中ですと、そんな事には一切気が回りませんし事業を拡張することに全精力を傾けてしまいまして、将来歯車が止まってしまったり逆に回りだしたときには、手枷をはめられてしまったような状態になって経営再建もままならない状況になってしまうのではないでしょうか?