ディレクションと時間の無駄
ディレクションとは?平たく言いますと打ち合わせですし、元々はディレクターから来ている全体をコーディネートするような意味らしいのですけど、営業マン兼と言いますか私が所属?しているWebコンテンツ作成の分野では、それってディレクションじゃなくて御用聞きじゃないのって思うこともよく有りますね?
私がまだこの世界で駆け出しだった頃(といっても未だに駆け出し中なのかもしれませんが)、やたらとディレクション・・じゃ無かった打ち合わせの回数ばかり増えてしまって、何だかディレクションのたびに色々意見が出てきて要望は増えてくるし、かといって予算の増額には応じてくれないしお客としては直ぐに打ち合わせに呼びつけていても深い意味は無いのかもしれませんが、出かける側としてはそれに取られる時間的なコストや、交通費がかさむだけで更に相手の要望が増えるわけですから経験を重ねるに連れて、極力ディレクションを行わないようにしてきました。
そのためには事前に下準備と言いますか見積もり段階で予防線を張っておく必要が有るのですけど、例えば一回の打ち合わせで後は電話やメールでやり取りするならこの金額で、逆に何度もディレクションを重ねるのでしたら金額は倍になりますがどうしますかって感じですね。
※ もちろん途中で変更を希望される場合は追加料金が発生することを見積書には明記しておきます。
そう致しますと大概のお客さんは安い方を選びますし、こちらとしても実際に制作にかかる時間やディレクションに費やされる時間や手戻りを考えましたら、極力訪問しない方がコストを考えると利益は出ますし、なにより精神衛生上宜しいのですよね?
それでもまぁ一回か2回はディレクションを行うわけですが、私の経験上持論として打ち合わせが下手でお客に振り回されている営業マンほどディレクションの回数が増える傾向に有って、しかもお客の満足度はそれほど上がらなくて、プロジェクトとしては赤字になる可能性が高くなると思っています。
まぁコストを度外視すればお客としては思いついたら直ぐに営業マンを呼び出して、要求をしまくってそれに対応すれば顧客からその営業マンは重宝されるのかもしれませんが、会社としては無駄な時間が増大するばかりですからね?
そんなわけで、最良のディレクションの方法は極力少ない回数で結論を最終決定出来る打ち合わせなので有りまして、回数が増えれば増えるほどダメなディレクションになっていくと思うのです。
追伸
ディレクションには必ず決定権者を交えてすることが鉄則で、そうでない時には出席しても無駄に終わる場合が多いですから、断らないとダメですよ。