デジタル万引きと出版不況

街の小さな本屋さんがどんどん姿を消してしまいまして大型書店のみがなんとか頑張っているのが出版業界の現状ではないかと思いますが、数年前から耳にするようになったデジタル万引きについて思うところを書いてみようと思います。

デジタル万引きとは書店などの店頭で立ち読みを致しまして、ちょっと気になった記事や写真などを携帯電話内蔵のカメラで写しとってしまう事なので有りまして、それによる売り上げの減少額は推測の域を出ませんが、デジタル万引きの他にも記事や本文のインターネット上などへの無断転載を含めますと相当な金額になるでしょうね?

さてこの手のことは私も過去に経験していますの問題点について思うところが有るのですが、例えば書店の店頭に並んでいる雑誌の1ページをカメラで撮影した場合に、では書店の損害額は幾らになるの?と聞かれても誰も根拠のある数字は答えられないのでは無いでしょうかね?

たぶん弁護士でも実際に書店から何かが盗まれたわけじゃないので被害額はゼロ円だと言い出す人もあると思いますし、1÷雑誌のページ数×販売価格なんて事にもなるかもしれませんが、書店としては本来購入しないといけないもので一冊に綴じて有るのだから、まるまる一冊分が損害額だと言いたいところでは無いでしょうかね?

本来この辺りは出版業界が全体で対策を講じまして、例えば書店内では全面的に撮影禁止に致しましてもし発見した場合は該当の書籍3冊分の損害賠償請求をするくらいの申し合わせをするなり、法曹界当たりを巻き込んで議論して防止策を講じるべきだと思うのですよね?

※デジタル万引きが発覚した場合に賠償額を該当書籍の3倍と書いたのは、つまりデジタルデータになって携帯電話に内蔵された画像はメール添付などで友人知人に拡散する可能性が高いわけですから、そのくらいが妥当ではないかと思ったわけです。

しっかしまぁ今の出版業界でしたらデジタル出版の伸びですとか「iPad」(アイパッド)の日本発売ですとか、黒船来航並のインパクトを持った怪物が日本上陸した所ですので、優先順位はそっちの対策の方が先になってしまうと思いますが、そーゆー間にも街の小さな本屋さんが力尽きてどんどんと姿を消してしまうのですよね?

つくづく時代の移り変わりは激しくて時に残酷なものなんだなぁと感じますね。

最も私が働いているWebコンテンツ作成関連の業界だって5年後には一体どうなっているのか誰にも予測出きないのですけどね?