日本型経営
忘れっぽいのが日本人らしいのですが世界第二位のGDPをもってジャパン アズ No1だと胸を張った日本はどこに行ってしまったのでしょうか?
日本型経営ってのは家族型経営と言われていまして、会社に所属する社員はひとつの家族のように考えて、出来の悪い社員もまぁ仕方がないなって事で何とか仕事を与えてやってくってまぁ今のグローバル経済至上主義とか能率・効率一辺倒の社会じゃ無駄と非効率みたいな事を言われちゃいますけど、日本が躍進した原動力ってのはまさに日本型経営が力を発揮したのではないでしょうか?
もちろんね日本型経営を実践している企業であっても成績が悪かったり、仕事でミスをすると叱責されたりはしますけど、それでもあっさり首を言い渡して解雇する事は非常にまれで、出来の悪社員に対しても上司は根気よく指導を繰り返したり、場合によっては配置転換によってなんとか解雇しないで定年まで雇うような努力はしたものです。
さてここで欧米型と言ってよいのかどうか分かりませんが、企業内でも弱肉強食で市場原理を持ち込みまして出来の悪社員はどんどん首を切って効率化を目指すやり方と、日本型経営のどちらが効率的なのかを考えてみましょう。
まずね雇用の流動化なんて簡単に言ってしまう人も、どっかの竹中さんとかいらっしゃるようですけど、社員が転職して新たな職場ですぐに最高の能力を発揮するとは思えないのでありまして、やっぱり誰もが職場で徐々に成長していくのではないでしょうか?
これは確か上念司さんが経済ニュースで話していたと記憶していますが、ワルラスの法則だっけかな?人ってのは普通に働いていれば自然に毎年2%づつ効率アップしていく、つまり同じ時間で2%多くの物を作れたり2%短い時間で同じ作業を完了させる事が出来るって話でした。
もちろん中には同業他社に転職して力を発揮する労働者の方もいらっしゃる訳ですけど、それは専門的にひいでた中高年の方だけが出来る転職成功事例なのでありまして、若年層の方ですとか他業種に転職した場合ってのははっきり言って一からやり直しみたいな感じなんでしすよね。
だからね経営者としても出来の悪い社員をどんどん切り捨てて新しい人材を雇い入れるよりも、今いる社員を教育したほうがやっぱり効率が良いって・・・てね月並みな結論よりももっと日本型経営にはあると思うのですよ。
だってね社員は家族だと感じられる職場であれば、やっぱり自分の帰る場所と言いますか帰属意識みたいなのが働いて、やっぱり最後まで社員は頑張っちゃいますし、逆に欧米型の能力主義みたいな職場であれば、やっぱり簡単に金で転んだり裏切っちゃったりって事で・・最後は日本型経営が勝つと思うのです。