証券化の問題

メガソーラーを証券化なんてニュースを目にしましたが、この手の話には眉に唾をつけて聞くべきだと思いませんか?

確か江戸時代から明治時代まではお金ってのは尊いもので、天下の貨幣って考えが日本では定着していまして、江戸時代にとある商人が大きな川を渡る際に落とした小銭に対して、多額の日当を人足に支払って落とした小銭を拾わせたなんて話も残っていますけど、今のグローバル資本主義者ですとかマネーゲームを行っている人たちにとっては、10円玉を拾うために数万円の日当を人足に支払って拾わせるなんてのは、理解が出来ない事なのでしょうけど、古来の日本ではこのような考え方が広くいきわたっていたと思います。

で今回のコラムのメガソーラーの証券化ですけど、簡単に書きますけどメガソーラー事業そのものを小分けの証券つまり債権と言いますか事業の権利として投資家に買ってもらいましょうって事で、確かに事業者にはメリットがあるでしょうね。

メガソーラー事業を始めるとしたら広大な土地を取得するなり、長期契約で借り入れましてそこに太陽光発電のソーラーパネルを敷き詰めるんですから初期費用としては結構な金額がかかってきますね。

これを個人または企業の資産で始めようと思ったら失敗したら下手するとすっからかんの破産になっちゃいますし、銀行から資金を借り入れるとなると、事業計画を出して審査をされて担保を要求されたり場合によっては社長の個人補償を求められますし、やっぱり失敗した場合に備えて銀行は取っぱぐれの無いように、色々と手を打ちますからやっぱり経営者としてはリスクを取って商売することになるわけですね。

じゃ証券化して小分けにして多くの投資家から資金を集める場合はどうでしょうか?

これが株式でしたら株主総会もありますし、失敗した場合に株主代表訴訟なんてのもあるわけですけど、基本的に証券化した商品の場合はあからさまな詐欺行為を働いたとき以外は、失敗しても投資は自己責任ですし、頑張って事業を進めたんですけど環境の変化により事業を継続できなくなりました、投資家の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、よろしくご了承ください、ご愁傷さま・・で終了しちゃうじゃないですか?

これを扱う証券会社にしても取り次ぎで手数料が入りますし、その事業が失敗して投資家が損をしても絶対に証券会社は顧客の投資家に対して損失補てんなんか致しませんからね。

で投資家さんへのメリットはって考えますと、まぁ銀行に代わってさまざまな事業に投資できるって投資先の幅が広がるくらいのメリットしか思い浮かばないんですよね。