年末年始の資金繰りと駆込み需要と反動対策
事業資金融資関係の業者さんと少々お付き合いをといっても別にお金を借りてるわけじゃなくてウェブサイトの構築のお手伝いをしていますけど、中小企業の資金需要が最も高くなるのが年末年始なんだそうです。
私も資金繰りに余裕が無い零細企業の経営者ですから実情は知っていますけど、まず12月ってのは嬉しい楽しいならぬ厳しい資金繰りの中でもボーナスを従業員に支給しなくちゃいけません。
オマケに年末は実際に稼動できるといいますか受注したり注文をとってこれるのはせいぜい12月20日くらいまでの話で、あっというまに年末年始の長期休暇に入ってしまいますし、年が明けて仕事始まりをしてもなんだかんだと年始の挨拶回りをして日常業務が戻ってくるのは、もう二週間で1月も終わってしまうって感じで、それでも各種経費の支払いですとか、従業員の給料の支払いは絶対に待ってはくれないんですよね。
かくして多くの中小零細企業の社長さんは年末年始の資金繰りに奔走するわけですけど、零細企業の経営者ってのは基本的に社長室でふんぞり返っている事は稀で、多くの社長さんが自ら率先して営業活動やら新規顧客開拓に走り回っている、というかそうしないと会社が倒産しちゃいますって場合が多いのではないでしょうかね?
さてここからが本題ですが、今年の場合は例年とちょっと様子が違っていまして、消費増税が決まってから駆込み需要がスタートいたしまして、例年よりも年末までの売り上げが好調でなんとか借り入れをおこさないでも年末年始を乗り切れるって公算の企業が少し多いのではないでしょうか?
アベノミクスと消費増税のお蔭で駆込み需要が発生して、年末年始も乗り切れるし三月まので受注も好調でめでたしめでたし・・なんて思っている経営者の方は皆無だと思いますけど、オトロシイ崖といいますか増税後の大幅な需要の減少が襲い掛かるって筋書きが待ち構えているんですよ。
たぶん資金繰りが一番厳しくなるのは3月決算の企業で駆込み需要で潤ったと思っていても、崖から突き落とされて更に落ち込んだところに昨年度分の税金の追い討ちをかけられるって感じになるのではないでしょうか?
じゃぁどうすれば良いかって?
困りましたね、私の会社も一応は増税前の駆込み需要のオコボレに預かって今現在は売り上げ好調なんでありますけど、日に日に反動の崖が迫ってきているわけで、本気で反動対策を考えて実行しなくちゃいけません。
けど残念ながら今現在はこれといった反動対策は思い浮かばないんですよね。
まぁ調子に乗って無駄な投資とか機材の導入を避けるって処が関の山ですね。