安倍外交は八方美人の営業マン?
人間的に安倍晋三首相は良い人で上品な人って評価をする人は多いと思いますし、私もそのように思います。
一応、お上品でも中国や韓国などには強気の国益重視の姿勢を示していますのでその辺りを評価する人も多いと思いますけど、今回のウクライナにおけるロシアとアメリカEUの混乱状況ではちょっと違うんじゃないかなって思います。
安倍さんを営業マンに例えますと物腰も柔らかくて良い人で営業成績も優秀で爽やか営業マンなんだけど、いざ修羅場に遭遇してしまうと正論を貫くことが難しくなってしまう人のような気がします。
例えばですね代理店を使って販売をしている企業の営業マン安倍さんには我儘で傲慢で二枚舌の代理店A社とA社と比べると販売量は少ない普通の代理店R社が有ったと致します。
代理店販売においては地域専売制度を取っていて各代理店は決められたエリア以外には営業活動が出来ない決まりになっているんですけど、A社が虚偽のB社の問題をでっち上げてB社の販売エリアのお客がA社から買いたいと申し出るように仕向けたとしましょうか?
A社B社の間には軋轢が生じて話と裁定を営業マンである安倍さんに持ち込みました。
この場合、問題を引き起こしたのはA社の方でそれに添ってペナルティを発動するなり場合によっては代理店契約の解除をしなくちゃいけないんですけど、A社はB社と較べて販売力は三倍以上の差があります。
ここでB社の肩を持つとA社は怒って代理店契約を破棄して他のメーカーに乗り換えると言い出していまして、結局はA社に有利な裁定を出してしまいましたてな感じでしょうか?
今回のウクライナの問題ってのはそもそも民主的な手続きを踏まないで西側諸国の水面下の応援によって、クーデターを起こした勢力が勝手に新政権を樹立したことが発端ですよね?
つまり状況から推測するとウクライナ国民の過半数は親ロシアであって正統な民主主義に基づいた選挙では親EUな政権は誕生できないからクーデターに拠って政権交代をしたことになりますね。
ですからその後のロシアの行動を西側諸国が非難する前にですね、民主主義を否定した新政権を非難すべきで一滴の血も流すことなくロシア系住民の安全確保に行動を起こしたプーチン首相を悪者に仕立てあげるのはおかしいんですよね。
ですから今回、安部首相がアメリカのオバマ大統領に求められるまま非難声明に同調する行動を見てしまいますと、あーあ、ここは筋を通すなり少なくともどちらの立場にも言及しない立場をとってですね、クーデターは無効な手段であり、原状回復をした後の民主的な選挙の実施を提言するべきだったと思うのですよ。