災害景気
台風18号が通過いたしまして主に関西地方に甚大なる被害を与えてしまったわけですが今回のコラムでは災害景気なる言葉があるかどうか分かりませんけど、とにかくそんな内容で書いてみたいと思います。
随分と昔の話ですけど、とある測量設計会社の社長から伺った話ですけど、その時代は行政改革だの公共事業の削減だの土建業界受難の時代だったわけですけど、社長曰く人的被害が出ない程度に自然災害でも起きてくれないかな?みたいな内容でした。
思いの半分以上は会社の受注状況を鑑みて営業的に経営者としての本音だったのであろうと思いますけど、世間一般の多くの認識が公共事業は黒であって公共事業を削減することが正しい政治の進むべき方向だなんて感じで、マスコミが一生懸命全力でそんな風潮を作り出していたんですよね?
実際には今でもその手の思想を世に広めようとしている民主党だとか社会党なんて政党があるわけですけど、自然災害なんてものは日本にとって当たり前のように建国の昔から存在しているわけですし、人的な被害が出てから対策を講じるのもおぼつかない状況ってのはいただけないですよね。
ようやく最近は国土強靭化計画ですとか公共事業に対する風向きも変化の兆しを見せていますが、将来に向けて正しい公共事業を必要十分に行ってほしい訳です。
そういえば高度成長の時代なんて凄かったらしいですけど、日本が好景気に沸いていた時代の1980年代なんてものは、道路工事はいたるところで行われていましたし、橋梁の工事ですとか護岸工事ですとか当時は迷惑な工事だと感じた場合も少なくなかったのですけど、それらの当時の公共事業が現在のインフラとして機能しているわけですから、公共事業ってのは当時の庶民に仕事を与えて世の中にお金を回して景気を良くして、しかも後世の時代の人々にインフラを残すことになるのですから、使い道を間違わなければ決して良くない事業じゃないんですよね。
本題の災害景気に移りますけど、別に災害が起きることを心の底から喜ばしい事だと思っている日本人はいないと思いますけど、けどせっかく、じゃなかった日本ってのは地理的に自然災害が起きる地域なんですから、ここは前向きに考えてですね二度と同じような災害が発生しいないように公共事業を行って、同時に景気回復を望みたいものですね。
えっ?日本の借金は1000兆円を突破して財政再建を行わないと国家が破綻するですって?お金なんて日銀がどんどん印刷すりゃ良いんですし、借金で国家破綻するよりも自然災害で国家が消滅するほうがよっぽど危険だと思うのですけどね。