訪問販売は絶滅するか?
今日も自宅兼事務所の一室でネットの動画を横目でみつつ一応は仕事に励んでいるわけですけど、ふと思うとそういえばここ最近はすっかり訪問販売のセールスマンが訪ねてくる事が少なくなったと感じますね。
そりゃ日本は頑張れば頑張るほど不思議に住みにくい世の中になってしまって、いまや共働きしないと生活が成り立たないような方向にどんどん進んでしまって、その結果として日中不在の家庭が増えてしまって訪問販売をするために一般家庭をドアコールしても不在が多くて効率が非常に悪くなっていますからね。
それにインターホンの普及ってのは今に始まった事じゃないわけですけど、気持ち的に治安が悪くなってきたようで・・というのは警察発表の犯罪発生率はなぜか低下傾向にあって唯一増えているのはコンビニ強盗だけって事なんですけど、気持ち的には日本の治安は悪くなっているような気がしますから、やっぱり見ず知らずの他人が突然家を訪ねてきても普通に無警戒でドアを開ける事はしませんからね。
私が社会に出たころを思い出しますとけっこう訪問販売事業ってのは活況を呈していまして、高見山台五郎(お相撲さんです)のテレビコマーシャルで一躍有名になった丸八ですとか月の友ですとか布団の訪問販売が結構な勢力を誇っていましたし、まだ百科事典の訪問販売も生き残っていましたし、他にも宝石だとか消火器だとか、もうゴム紐の訪問販売は押し売りと呼ばれて絶滅していましたけど、とにかく訪問販売はそれなりに社会的に認められて一定の勢力をもった販売事業だったわけです。
これも私が社会人になった頃の話ですけど、営業の世界では営業の基本はやっぱりドアtoドアの訪問販売だと言われていて代理店販売のルート営業の世界でも度胸とか色々なノウハウを身につけるために最初は訪問販売をやらせてみる、天秤の詩みたいな世界があったわけです。
※天秤の詩とは訪問販売の世界に入った少年が鍋の蓋を販売する修行を通じて一人前の商売人になっていく過程を描いたドラマです。
前置きはこのくらいに致しまして本題の訪問販売は絶滅するかって話題ですけど、今すぐには無くならないけれど少なくとも個人一般家庭を訪問する形の訪問販売がこれから減少する事は確実だけれども、復活する事は難しいでしょうね。
たぶん訪問販売の世界で残っていくのは新聞・・新聞自体の先行きが見えないですし、プロパンガス・・これもプロパンガスそのものの行く末がどうだか不明ですし、やっぱり難しいですね。