個人宅への営業と法人営業のどっちが難しいか?

今回のコラムも完全に私自身の個人的な考えからの内容ですがこれから就職を考えた時に営業職を望む場合の参考になれば幸いです。

前置きとしてなぜ営業職なのかと言いますと今の就職難の中で他業種と比べれば比較的に就職しやすいと言いますか、物が売れない不況に時代にあっても、それでも企業の運営に必要な資金を稼いでくるのは営業マンの仕事ですから、不況下でも営業の求人だけは大きく落ち込まないわけで、本音としては技術職だとか製造業の生産ラインで働きたいと思っていても、そっち方面での就職活動はどうも難しそうなので営業で応募するなんて人も増えているのでは無いでしょうか?

さてまず営業の仕事ってのは勿論ですが本人の営業的なセンスといいますか能力が実績を左右するのは言うまでもないのですけど、法人相手の場合でも個人相手の場合でも企業の知名度であるとか商品力なんてのが実は個人の能力よりも売上を左右するのが実情なんですよね。

これはどう見ても営業力が無さそうだし外見(見た目)もパッとしないし話術の方も高校生レベルで箸にも棒にも掛からないような営業マンでも一流企業の名刺を持って代理店を営業で回っていれば、いっちょ前の営業マンとしての実績を出しているようなのでありまして、まぁコネ入社のどら息子なのかもしれませんけどつまり言いたいのは営業職の道を選ぶんでしたら、就職先が選択できる範囲でよく吟味して選ぶ必要があると思います。

さて本題の個人向けの営業と法人営業とどっちが難しいのかとの話題ですけど、ハッキリ言って個人宅への飛び込み営業が一番難しくて根性が必要で体力と気力が絶対条件の仕事で、法人向けの営業の場合は勤務する企業の規模や知名度によって雲泥の差が出やすいって感じですね。

まぁ今から40年以上前の昔は個人宅への飛び込み営業の黄金時代が有ったようで、布団の訪問販売で急成長した丸八真綿なんてのは有名で高見山を起用したテレビコマーシャルまで放送していましたが、家庭製品だの電化製品だのリフォームだの様々分野において訪問販売による売上が業界全体の売上の一角を占めていたわけですけど、その規模がどんどん縮小してしまっていますからね?

ですから私の個人的な見解からのアドバイスですが先ず狙い目は法人向けの固定客を回るルート営業の仕事で、そこが無理なら法人向けの飛び込み営業とか新規顧客開拓必須の営業職を探してみて、それでも駄目なら個人宅向けの営業職を選択するって順番がよろしいのでは無いでしょうかね?

まぁあくまで個人的な見解で人によっては違う意見ですとか、違う現実があるかも知れないですので最後は自分で判断してくださいね。