お客のわがままな要求を断るとか言われない方法

これはルート営業の方ですとかエリアを受け持って新規顧客開拓をしつつ自分の担当エリア内の顧客を定期的に訪問する営業の方に多いのですけど、我儘なお客の要求や要望に振り回されて時間を浪費しているとか、中には売上目標を達成することと意味もないお客のリクエストに答えるのと重要度合いを間違えて、自分の仕事はまるでお客の我儘を聞くのが仕事だなんて間抜けで救いようのない営業マンまで数少ないですがいるようですね。

それも通常業務の延長上だったらまだ理解できるところもあるのですけど、中には担当の社長の私的な用事を承ってしまって社長宅に出かけてパソコンの設置作業をして差し上げるなんて場合も有るようです。

まぁお客の業務と関係ない要望や要求に答えた度合いに応じて売上が約束される場合ですとか、その企業との取引が無くなったら会社が倒産してしまうなんて極端な例の場合は仕方がないでしょうけど、基本的に営業実績を上げるための阻害要因だと考えたほうが良いでしょうね。

まぁ似たような例でバーター取引ってのが有りましてこの場合は相手先企業の何かを購入する事と引き換えに自社の商品を購入してもらうわけですから、営業の阻害要因だとは言い切れないと思います。

さて話を本題に戻しますがわがままな要求やリクエストをしてくるお客ですが断った時のリアクションに2つのタイプが有ります。

一つは自分が業務と関係のない断られてもしかたがないと理解していながらダメで元々みたいな感じで頼んでいるので、営業マンがキッパリと又はやんわりと断りを入れると直ぐに要求を撤回してその後なんのわだかまりも持たないタイプです。

もう一つは断ると怒り出すとかクレームを入れてくるとかたちの良くないタイプですね。

そこで営業マンとしてはまずは普段からその手の要求を言われにくくするとでも言いましょうか、普段から少なくとも客先では売れて売れて忙しいように振る舞うことと、購入してくれていることに感謝を表現しつつ、あなただけに依存しているわけじゃなくて他でも随分と売れているんですよって仄めかすって演出が必要ですよね。

それでもリクエストしてくるような場合ですけど、その場合は基本的にはやんわりと断るとかキッパリと断るとかお客のタイプや普段からの付き合いが関係してくるのですけど、もし自分の意志や判断で断れないようであれば上司に相談して場合によっては上司に同行してもらって必ず断って下さい。

そうしないと、あなたは良くても何年か後にあなたのエリアを引き継いで営業に回ることになる後任の営業マンが非常に苦労することになりますからね。