転職と企業文化の違いと社内イジメ
転職したら今まで燻っていた人がまるで水を得た魚のように活き活きと働き出して成果を上げる場合もあれば、いままであんなに実績を上げて自他ともに認める有能な人だったのに転職先では才能を発揮することが出来ないまま再度の転職に挑戦するなんて場合も数多いようですよね?
私も転職経験が有るのですけどこれは一言で表現するならば企業文化の違いなんじゃないかと思います。
営業職で考えてみましても同じような商材を扱って訪問する営業先も同じで勿論仕事は客先を訪問して売上を上げたり新規顧客開拓をしたりと基本的に全く一緒なんですけど、けど勤務している企業によって企業文化の違いを転職して初めて実感する人も多いのでは無いでしょうか?
ここで少々私自身の話を致しますと、元は急成長したいわゆるベンチャー企業と目されていた上場企業から、関西方面が発祥の老舗の大企業の子会社に転職したわけですけど、転職して一週間も立たないうちに企業文化の違いを感じましたね。
概略を書きますとベンチャー企業はチャレンジ精神旺盛というか前例が無い事だらけなのが当たり前だったので、やったことがないのだったら先ずは試してみてそれから考えましょうみたいなノリで営業活動をしていましたし、少々ライバル企業とトラブルになっても構わないみたいなお祭りの中のような雰囲気で営業をしていました。
かたや老舗企業の営業活動は石橋を叩いて渡ると言いますか、石橋を叩いても結局は渡らないみたいな感じがありまして、何か新しいプロジェクトを始めるなんて場合でしたら、ベンチャー企業でしたら誰かが思いついて会議で発言した事を翌日からまぁやってみなはれでしたけど、老舗企業はやっぱり十分な時間をかけて調査したり人員を確保して勉強会を開いたり、事前準備を入念に行う感じの営業でしたね。
さて老舗企業とベンチャー企業とどっちが良いかの話じゃなくて単なる企業文化の違いであって、これがですねどんな企業であっても独自の文化を醸成しているわけですから、営業職の転職にかぎらずあらゆる職種において文化の違いが仕事の進め方や社内でのふるまい方に影響してくるんですから、転職希望の方は違う文化圏の土地に引っ越す位の気持ちを持っていたほうが良いと思います。
これを理解していないで転職したり致しますと、場合によっては社内で浮いた存在になって廻りの誰も協力してくれないとか酷い時には社内イジメなんて事になって今よりも良い条件で転職したのは良いけれど、半年も経たないうちに退職なんて事になってしまいますからね。