接待営業と場所の問題

最近はどうも接待交際費削減の方向に動いている会社が多いようなんですけど、例えば代理店営業などの場合は接待交際費の使い方次第で何倍もの利益を生むことも出来るんですから、それは会社の活動の一つとしてまじめに考える必要があるのでは無いでしょうか?

さて私もバブル絶頂期には毎月認められている接待交際費が月に10万円有ったわけですけど、例えば転勤したばかりの時ですとか接待相手が遠くはなれていて、そっちの場所での接待をする場合に場所の問題が出てくるわけですよ。

毎月何百万円も売上を上げてくれている代理店の社長を小さなラーメン屋さんに連れて行って、ここは凄く美味しいですよじゃ先ずは麦酒であとは味噌ラーメンと餃子も付けてなんてやってしまいますと、中には親近感をいだいてくれる社長もいらっしゃるかもしれませんけど、基本的には場所をちゃんと選ばないと接待営業で売上を上がるどころか、逆効果になってしまう可能性だって有りますからね。

でまぁ基本的には少しだけ高級で静かなバーやスナックあたりにスタート地点を決めるわけでして、そこから雰囲気によっては早めに次のお店へとの流れになるわけです。

こうやって書きますと店の選定なんてのは結構簡単で肝心なのは接待の場所での所作や心構えなんて話になってしまいそうですけど、やはりキチンとした?接待の場所にふさわしい場所を選んでおけば、あとは接待相手と楽しく懇談すれば良いのでありまして、役職が上がって接待交際費が使えるような立場になりましたら、それは部下と飲みに行くなんてマヌケな使い方なんてしないで、ちゃんと業務の一環として捉えて、まずは場所を確保しておくことが必要なわけですよ。

私は接待場所を物色するのは新規顧客開拓ならぬ接待場所の開拓と呼んでいましたけど、プライベートや部下と飲みに行くのもたまには場所を変えてよさ気な店を選んでおくとか、ある程度の顔なじみになったお店には事前に接待である旨を伝えて場所を予約しておくなんてことは当然やっていましたね。

ところが普段から接待営業を業務の一環だと考えていない不心得者の営業課長なんてのは、接待場所の当たりをつけておくなんて事をしていないから、中にはファミレスに行ってしまいましたなんて人も居ましたね。

でですね最初に書いたとおりに接待交際費を削減する動きが随分と多いようなんですけど、それだったら尚更の話なんですけど数少ない予算も少ない接待営業をより効率のよい形で遂行させるために、やはり会社として接待場所を複数箇所確保しておく必要も有ると思うのですよ。