社員の引き抜き対策と引き止め

かつて私がお世話になっていた会社は去る者追わず来る者拒まずを公言していた会社ですが何故か会社を去って同業他社に転職した社員は皆無でしたし、他社から引き抜きをするような活動は一切していないのにもかかわらず、他社からの転職者が何人か在社していたように記憶しています。

巷ではサイバーエージェントの藤田社長が他社に引きぬかれて去っていく社員の事を罵倒する内容を日経新聞に掲載したようですけどあれは自分でみっともないと思わないんでしょうかね?

そりゃ在社中に色々有って期待したいたり目をかけたり世話をしてやった社員があっさり会社を辞めてライバル企業に行ってしまう社員には恨み節も出てきちゃうのかもしれませんけど、それは自分の心の中に留めまして表には出さないのが大人んじゃないでしょうか?

一説には引きぬかれてライバル企業に行ってしまう社員に対する引き締めですとか牽制の意味で去っていく社員を恩知らずみたいな感じの発言をしているような見立てもあるのですけど、それって多少の効果はあるとしてもマイナスな効果も大きいのではないでしょうか?

まぁ新しい会社でも頑張れよ!なんて明るく送り出すのは中々難しいわけですけど、辞めていく社員は止めても決心して会社に辞表を持ってきたあとで変心して思い直すなんて例は稀で無いと思ったほうが良いわけですし、まさかクビに縄をつけて引っ張っておくわけにもいかないんですから、辞めていった社員に恨み節を言うだけ無駄ですし、そんな事は下の社員だって聞きたくないですしマイナス効果が大きいですからね。

さてここからは私の推測と空想の話ですけど、会社を辞めていった社員の本音とか不満ってのは実際色々あって引き抜きに応じたのは間違いないと思うのですよ。

その会社に対する不満点が一人だけの話じゃなくて社員の多くが切実に感じている不満だったとしたら、それを一切無しまたは全く思いが廻らなくて社長が一方的に辞めていった社員の事を罵る状態だったとしたらどうでしょうか?

まずモチベーションが下がる社員はあっても上がる社員は皆無でしょうし、今まで転職なんて考えていなかった社員の中にも、止めるんだったら早く今のうちが良いのではないかなんて考えちゃう社員も出てきちゃうんじゃないでしょうか?

社員の引き止め対策とか引きぬき防止策なんてものは具体的に行動するなんてものじゃなくて、やっぱり普段から働きやすい職場環境を作るとか円滑な人間関係をとか、社長が人格を高めるみたいな、そーゆーことが一番有効な社員の引き抜き対策じゃないでしょうか?