記念行事
企業が行うイベントには展示会とか発表会の他に、創立十周年記念式典とか、新社屋お披露目式とか、株式公開記念パティーのようなお目出たいイベントが有りますが、今回のコラムではそんなイベントについて書いて見ようと思います。
さて、実は私自身が株式公開記念パーティですとか新社屋のお披露目の記念式典に主催する側として出席した経験が有りますが、注意点として外部の人達、取引先とかユーザーを招く場合はかなり注意深く気を遣って式典の進行を行いませんと、取引先の顰蹙を買うだけでやる意味がないって事になってしまいます。
まあ何と言いますか、株式公開したとか新社屋を建築したって時は会社にしても経営者にしてもある意味、得意満面の絶頂期に有るのでして、どーしても自慢話とかそーゆー類が垣間見えたり、あからさまに来場者を立たせたままの状態で、長々と自社の歴史から株式公開までの苦労を語ってしたりとまあ、聞いている側からしますと、自慢話にしか聞こえないような内容を経営者が長々と話しても、顰蹙かねたみを買うだけでありまして下手すると、記念式典を行った時が絶頂期でそこから転落するのみ何て事になる事例も沢山有るのでは無いでしょうか?
まあ何と言いますか自社の従業員と取引先などの外部の人間と一緒に記念パーティーをやろうとしますと、どうしてもスピーチが社員向けの上から目線の言葉と、取引先へ向けたお話と区切りが非常に難しいので有りまして、良く考えたほうが良いでしょうね。
例えば午前中は社員だけで記念行事を行って午後からはお世話になった関係者をお招きしまして、社員の人達は取引先の接待に専念するとかね。
ただ個人的な意見を言わせて貰いますと、創立何周年記念パーティーとか株式公開記念式典なんて物は、はっきり言って経営者の見栄ですとか虚栄心が混ざっているように思われたら、マイナス要素しか出てこないのですから、わざわざそーゆー事をやる必要は無いと思いますね。
記念式典とかパーティーに何百万円も使うのであれば、それは地域貢献に寄付するとか、社員の給料に反映させるとかした方が、よほどプラスの場合が多いのでは無いかと思うので有りますね。
追伸
会社の知名度を上げるって事は大切な事ですが、逆にやっかみとか顰蹙とか、ねたみとかそーゆーマイナスの感情を受けてしまうような事は、天狗になっていたり有頂天になった経営者は中々気が付かないのでありまして、自重って言葉がとても重く響いてくるのでありますね。