製造業の求人(雇用)

2008年末から始まった世界的な大不況で真っ先に雇用を直撃したのが製造業のようで、数万人単位でまず非正規社員、派遣社員の削減が始まってそれだけでは不況に太刀打ちできなかったメーカーが正社員の雇用にまで手を付けだしたわけですが、その際に大量に発生した失業者を人手不足が深刻な介護や飲食関係など他の産業に労働力をシフトさせようとしましたが、上手く行っていないようですね?

で何時も通り勝手な考えを書いてしまうのですが、製造ラインで働く仕事の内容ってのは、決められた動作や作業を時間内に行いましてそれなりの水準の収入が確保されrわけですから、肉体的なきつさや制約があるにせよ、介護現場での労働や飲食業での仕事に比べて、五体満足であれば誰でも出来る業務内容で有る場合が多く、ここから対人関係や接客技術や心配りが要求される介護現場ですとか飲食業への転職では、給料は同等だったとしてもおいそれと移れない人が多いのでは無いでしょうかね?

※人によって違いが有ると思いますが十年二十年と製造ラインで働いていた人が、簡単に接客業や人を相手にする仕事に就いても、まともに仕事をこなせなくて直ぐに辞めてしまう人が続出すると思いますし、それは製造現場から今回の不況で失業した人が一番分かって居るのでは無いでしょうか?

更に厳しい事を書き進めようと思いますが、今回失業された人の中には失業保険や過去の蓄えや場合によっては生活保護の支給などで、景気が上向くまでじっとしていて同じような製造業の求人が出てくるまで待っていようって考える人も、それなりにいると思いますが、そんな期待は余りしないほうが良いでしょうね?

その理由としては二つ有って一つ目は為替相場の急変動で大きな損失を被ったメーカーが現地生産の割合を高める事が予想されるのと、メーカーは今までの内部留保を使って設備投資を行って省力化つまり人力に頼らなくても、オートメーションによって製造が可能になるような工場に進んでいくと思います。

日本の製造現場では過去にもオートメーションつまり自動化を進めてきていますが、機械にやらせるよりも人の手で作業したほうがコスト的に安く付く場合は人手を使って、製造をしていたのですが、派遣制度の見直しとか始まりそうですし、なにより人員を削減すると株価は上がるかもしれませんが、世間から人減らしを叩かれたり致しますので、それだったらもっと設備投資して人を最初から雇わないでも製造できる体制を目指そうとすると思うのですよね。

ですから、製造業の求人を待っているよりも気持ちを切り替えてしまったほうが良いと思うので有りますね。