不景気とバーター取引

今回書く内容は全国的な事なのか私が直接耳にした局地的な所だけの現象なのかは不明ですが、バーター取引が増えているような話を聞きます。

バーター取引とは?交換条件付の取引とでも呼べば良いと思いますが、例えばメーカーが部品製造メーカーに対して部品を仕入れる代わりに自社の製品を10台購入する事を交換条件にするって感じの商取引でありまして、まあこの手の取引はバーター取引って言葉が出来る前からお互い様って事で広く行われていたと思いますし、大きな問題が有るとも思えませんが不況で多くの企業が資金繰りや経営に苦しんでいる状況になりますと、どうも取引の力関係が影響してきまして、対場が弱い企業はバーター取引によってより厳しい経営環境に追いやられるような気がしてしまいますね。

まあ不景気(2009年は大不況かもしれませんが)では、中々新規顧客開拓は出来ませんし黙っているとどんどん売り上げが減少してしまうのでありまして、本来なら企業は新商品の開発などに着手すべきなのかもしれませんが、バーター取引はかなり手っ取り早く売り上げを確保出来る方法って事で、押しつけに近いバーター取引が発生してしまうのでしょうね?

もしくは継続的な取引をしている業者に対して自社商品の購入を迫るって行為はバーター取引でも何でもなく、単なる押しつけだったり下請けいじめでしかないと思いますが、この手の取引は交換条件入りの契約書などは作成しないで、個々の商取引の契約書類しか残りませんから、証拠がない状態で取り締まりも難しいのですよね。

ただ聞くところによりますと100万円の売り上げで10万円の利益を確保する為に50万円の必要でもない商品を買わされるような、バーター取引も結構多いらしく結局は赤字になってしまう場合も少なく無いと思いますので、取り締まりや歯止めは必要では無いでしょうかね?

追伸
実は逆バーター取引?とでも言うような営業手法も御座いまして、つまり取引実績がないところへいきなり商談を持ち込むんではなくて、レストランだったら毎日食事をしに通うとか、ガソリンスタンド向けの商品だったら、ガソリンを入れるスタンドを買いたく先に絞るとか致しまして、先ずはお客として顔を繋いで最後には自社商品を売り込むって手法ですね。

まあ営業手法としては有効なのでしょうけど、この手の方法はセミナーでも教えてくれませんし、営業ノウハウの本にも書いていないので有りまして、果たして胸を張って言える内容かどうかは不明なのであります。