売り上げ対策と営業マン心理

さてこのコラムは大型連休のゴールデンウィークの真っ最中にポメラを使ってパチパチやっているのでありますが、どうせゴールデンウィーク明けの木曜 日と金曜日はお客の方も休みボケで仕事にならないでしょうし、土日を挟んで週明けで本格的に仕事モードに入る時点で既に5月の10日ですから、もう月も三 分の一が基本的には楽しい思い出と共に終了して、今月も既に残る稼働日は三分の二の三週間程度って事になってしまいますして、売上確保に苦労される営業マ ンとか社長も多いのでは無いでしょうか?

会社経営をやっていますとこの大型連休とか稼働日が少ない月でも経費の出費は基本的に同 じようにやってきますから、休みを素直に喜べないのが本音で昔と違って今は完全週休二日制なのだから大型連休など不要だと思っている社長も少なくないと思 います。

とはいえ大型連休はやってきますし、売り上げはちゃんと上げませんと会社は倒産してしまいますから、基本的な売り上げ対策を講じる必要 が有りますよね。

まずね一発勝負の飛び込み営業の場合を除きまして、見込み客の確保とストックがどのくらい有るかが結構な肝になってくると思います。

一般的に出来る営業マンと言われて何が有っても不測の事態が有っても最終的に売り上げの帳尻を合わせてくる営業マンってのは、火事場の 馬鹿力的な営業力を発揮して短期間で売り上げを確保する人も中にはいますが、基本的には見込み客のストックが多くて、それを調整出来る人が多いと思いま す。

つまりその来月は大型連休がやってきて稼働日が少ないとわかっているのですから、今月の売上目標を達成すればそれで良いって事じゃなく て、見込み客の確保がどのくらい出来ているかを注目すべきだと思うのです。

もちろん私もそうでしたけど出来り営業マンほど見込み客を隠す傾向が有りまして、それは下手に無能な上司に自分の見込み客のストック状 況を報告したら最後、個人の営業成績が達成していても部署全体の売上目標が目標に達していないと、出来る営業マンの見込み客を吐き出させて部課の目標を達 成させようと致しますからネ。

まぁ客観的に見れば見込み客をストックしておいて来月に売上計上するのでしたら素早く今月に売上計上した方が、会社的にも良いのですけ どなにせ営業マン心理としては来月売り上げが上がらないと上司の罵声を浴びるかもしれないので、精神的にも楽をしたいですから見込み客をストックしておき たいのですよね?

ですからその辺りは経営者も良く理解して上げて、連休前の売り上げ対策として見込み客のストックを出来る雰囲気を作ってあげる必要が有 ると思うのです。

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