給与ダウンとモチベーション

売上の減少に対応して会社を存続させるために全社員一律に基本給を10%下げて役員は役員報酬を30%カットするなんて経験が過去に一回だけありますけど、これって社員が動揺するって思いからずっと内情を隠してきていて急に発表いたしますと一気に社員のモチベーションが下がってしまうのではないでしょうかね?

急激に売上がダウンした場合にそんな悠長な事をやっていられないのかもしれませんが、極力社員のモチベーションを下げないようにするのでしたら、まずは一般社員の給料には手をつけないで役員の報酬だけ下げてそのことを社員に発表するところから始めるべきでしょうね。

でもって会社の内情はきちんと社員に伝えまして損益分岐点を示して、損益分岐点を割り込んだ場合に一般社員の人件費にまで手を付けざるをえないことを伝えて、それでも売上が回復しなかった場合に一般社員の給与をダウンする順序をとりませんと、一気にやったらモチーベーションが下がってさらに売上が落ち込んでいきまして、倒産への第一歩を踏み出し始めてしまうような気が致します。

つまりその経営者としては社員の給料をダウンさせますとモチベーションや士気が下がる事がわかっていてぎりぎりまで社員にその事を発表しないでひたすら売上の増大に向けて社員を鼓舞して、いよいよどうしようもなくなった状態で給与ダウンを提案というか告知するのではないかと思いますけど、もっと早い段階で情報公開しておいた方がモチベーションの低下が最低限で済んでいたように思います。

やはり企業なんてものは人が集まっている集団でそれが営利目的で動いているのが実態で人がいなくなれば企業もなくなりますし、社員のモチベーションが低下すれば売上が下がって存続が危うくなるのは当然の事なのですから、いかに社員のやる気を引き出す勝手のは経営者の腕の見せ所でありまして、そのやる気を引き出す最大の項目が人参といいますか報酬なのですから、そのあたりには細心の注意が必要だって事になるでしょうね。

なにせその社員の給料を引き下げたときにはもはや手遅れで、給料のダウンを引き金に仕事のデキル社員の流出が始まったとか、残った社員のモチベーションが大きく下がってしまって、売上低下に拍車がかかってしまって、数カ月後に倒産してしまうなんて事は結構有るようですからね。

そんなわけで給料を上げるのはとっても簡単で無能な経営者にでもすぐに出来ますが、給料ダウンはとっても難しいのでありますね。