営業効率とサボりとリセット効果
動かしているのは、ほぼ口だけで少々身振り手振りに上半身を少々みたいな座っている状態でも、客先に行って必死に営業トークを繰り広げていると結構疲れるもので、これが一時間以上なんて事になりますと、ちょっとした運動したレベルの疲労を感じてしまうのは私だけでしょうか?
これは年齢的な体力の衰えとは関係ない次元の事象のようで、年をとるに従って営業トークに体力を消耗させる度合いが違ってくるなんて事は今のところ感じることはなく、まぁ長距離の移動みたいな疲労と営業トークに要する体力は違うようで、たぶん脳細胞のほうなんでしょうね?
さて、出来る営業マンはサボるのも上手いかどうかは知りませんけど、朝早くから出社して社内業務を片付けた後に、会社を出発して黙々と新規顧客開拓に取り組むとか、顧客を回って色々と売り込んだりして昼飯もそこそこに午後の営業活動に精を出したら会社に戻って遅くまで、資料や見積を作ったり、時には接待営業があって家に帰るのは日付が変わる頃なんて生活を私も20年近くやっていましたね。
でね、疲れている状態での営業活動で一番影響が出てくるのが声に迫力がなくなってくるに始まって、クロージングなんかでしたら粘りが失われちゃうんですよね。
もちろん昔のモーレツ営業マンみたいに売り込んだら何があっても離れない、粘って帰らないなんて手法は問題が有りますけど、後ひと押しで契約が取れるかどうかみたいな時に体力レベルが赤信号になってしまって、後ひと押しのパワーが無くなってしまったり、注意力が散漫になったりしちゃうわけですよ。
特に注意力って部分は意外と見過ごされちゃったりするわけですけど、商談からクロージングまでの過程においてお客の(商談相手)の微妙な仕草や表情の変化を読み取って、ここは押し時だとか逆にここは一旦ひいて出直せるような体裁を整えてさよならしないと、商談を完全に潰してしまうなんて事が注意力散漫ですと難しくなってしまいます。
よくあるのは決め急ぎとでも言いましょうか、まだ商談が全然煮詰まっても居ないのに、クロージングをかけてしまって結論を急がしてしまったために、決まるものが本当に決まらなくなってしまいましたなんて事も実際私の経験でもあるわけです。
ですから本格的にサボるような行動じゃなくてちょっと疲れが商談や営業活動に影響しちゃうななんて思った時には、仮眠を20分取るとかしてリセットを掛けてあげたほうが、営業効率や商談の成功率が全然良かったりするんですね。